4月下旬に外構相談とお家の様子を確認するため、2023年秋に完成した「小さな土地の2階リビングの家」へお邪魔してきました。
このお家の特徴である、2階リビングと続くベランダ。
2階リビングと連続したベランダ、春になりベランダに出る機会も増えたご様子で「気持ち良い!」とのこと。
ベランダ床のカラマツ材から松脂がところどころ出てきているとのことでしたが、実際に見てみると全体的に小さく散らばり、ほどほどの様子。
そのまま様子を見てもらうことにしました。
全面的に屋根のかかったベランダも時間帯によっては角度で日差しが強いことが。
簾やシェードを付けるならどこが良さそうか?の相談も。
引っ越ししてからの初のグリーンシーズン、いろいろと調整しながらも、ベランダを日常的に使い、満喫していただけそうな予感で嬉しいです。
ベランダの大窓はテラスドアに網戸。
室内にいるときは時折テラスドアを開けて、家の中に通る風の抜けを楽しんでいるご様子。
気温が上がり始めるこれからの時期はもっと活躍してくれるでしょう。
ふんわりとボリュームのあるリネンのカーテンをゆるく寄せられているのが優しげな雰囲気で、自然素材で作ったナチュラルな色合いの室内ととても良く合っていました。
2階にあるキッチン。
キッチン窓下の飾り棚は、自分たちの気に入った素材の物や飾りものを並べならも、実用的な使い方で良さそう。
コンロ下の扉なし収納は調理中にさっと取り出せる便利さで採用。
オープンなので埃がのっかってることもあるけども、とのことでしたが、ここは日常的に使っている道具、蓋ありの道具だったりが収納されているので、さほど気にならずに満足して使われているご様子。
お引越ししてからお店が地理的に少し遠くなり、外でお茶する機会が少なくなったとのことで、コーヒーを日に何度か飲むという建て主さんはエスプレッソマシーンを導入されていました。美味しかったです!
引っ越しした先で新しいお店を見つけるのも面白いですが、新しい地でのおうち時間の策を練るのも面白そう。
将来フリースペース(子供部屋)を区切るとき用に設けてみた細い梁は、今は飾りつけに一役かってました。
「梁=構造や区画」と脳内変換されてしまういち設計者(わたし)はこういう驚きで訪問がまた楽しい、嬉しい(笑)
キッチン横のフリースペースは、今はワークスペースと子供遊びスペースになっています。
キッチンの反対側はリビングダイニング。(フリースペースーキッチンーリビングダイニングの配置)
お子さんが目いっぱい遊んでいる最中に食事タイムになっても、リビングとダイニングはすっきりのままで維持できる楽さ。
ワークスペースで趣味作業に没頭した後でも、道具を片付けることなく、気分転換にすっきりとしたリフレッシュスペース(リビングやベランダ)に行ける嬉しさ。
小さなお家でもこういう楽さ、嬉しさは十分に可能だと、建て主さんが実証してくれていました。
新しい暮らしがスタートして7か月の「小さな土地の2階リビングの家」のご家族。
住みこなされてきている気配が漂っていて嬉しいひとときでした。