2022年秋から計画をしていた札幌市での新築住宅、ついに2023年春に工事が始まりました。
土地が決まり始めた2022年11月より、地盤調査、そして基本プランを検討しはじめ、プランの方向性が落ち着いたのが2023年1月頃。
それから実施設計の段階に徐々にはいり、2023年2月に見積もりを開始、4月中旬に工事契約、5月に工事着工となりました。
この札幌市の家は、敷地面積約38坪という小さな土地の中に、駐車スペース、コンパクトな庭、そして延床面積25坪の建物にベランダを併せ持ったお家になる予定です。
人気のある住宅地は近年高騰が続き、ご希望する土地価格帯を考えると敷地面積がコンパクトなものを候補にすることもあると思います。
その場合、見通しの良いところはどのあたりなのか、土地の形状が細長いのか、正方形に近いのか、間口の幅はどのくらいかによって、プランが大きく変わるように思います。
候補の土地をいくつかご相談いただくたびに、現地へ行き、見通しの良い場所はどこかを建て主さんと共有していきました。
コンパクトな敷地は、隣地や道路との離れが取りにくいこともあり、その中で気持ちよく見通せそうな場所を発見し、建て主さんと共有しあうことは、共に宝物を探し当てて喜びあうような楽しさもあります。
少なくとも窓から見える風景は、暮らしのごちそうといいますか、喜びを感じられるものであってほしいと思っています。
小さな敷地の中で全ての窓で実現することは難しくとも、長く過ごす居場所にはそのような窓を設けられたらと。
今回の札幌市のお家の土地は、間口が狭めで、細長い形状の土地でした。
隣地に面する部分が長いため、リビングスペースを1階か2階にするかはプランの行方を左右する大きな分岐点に。
設計期間中はその点もよく話し合い、将来の暮らしのイメージもしながら、全体のプランを行っていきました。
設計事務所と共に土地選びをする何よりのメリットは、どのような暮らしが思い描けるかを判断し伝え、建て主さんが暮らしのイメージを膨らましやすいことだと思います。
この札幌市の「小さな土地の2階リビングの家」について考えていること、工事中のことなどを少しづつブログでもアップしていきたいと思います。